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HSPさん必見!仕事辞めたいと感じたときに取るべき3つの対処方法とキャリア戦略

2024/04/03

繊細な気質を表すHSP。HSPさんは、働きづらさを感じやすいため、仕事を辞めたいと考えることも多いのではないでしょうか。一人で悩むことに疲れていませんか?
今回は、HSPさん向けのキャリア相談実績も豊富なキャリアコーチが、自分と向き合うための3つの対処方法、中長期的なキャリア戦略の立て方をご紹介します。

HSPで仕事を辞めたい…。どうすればいい?

HSPさんは、外部からの刺激に敏感で、感受性が強く、深く考えすぎる傾向があるため、ストレスを感じやすく疲れやすいです。
また、HSPさんは言葉以外の情報もキャッチしやすいため、相手の意図を考えすぎたり、厳しい言動に傷つきやすく、自分の考えを表に出せないことも多いので、人間関係で悩みやすいです。
HSPさんは、仕事を辞めたいと思っても、抱えている仕事に責任やプレッシャーを感じていたり、上司や同僚に気を遣いすぎてしまうため、今いる環境を変えることに躊躇してしまう傾向もあります。

HSPさん向け!仕事を辞めたい時の3つの対処法

そこで、HSPさん向けに、仕事を辞めたくなった時の自分との向き合い方について、3つご紹介します。

対処方法①:ストレスを感じる刺激を明確にする

HSPさんは刺激に敏感になりやすいため、いま仕事を辞めたいと思ったきっかけとなっている刺激(人間関係や職場環境、業務内容)について、エピソードと共に、細かく紙に書き出してみましょう。何に対してストレスを感じるか知ることはとても重要です。過去の職歴も振り返ってみて、刺激を感じたことに共通点がないかも考えてみましょう。

対処方法②:自分の特性を理解する

仕事をする上で、ご自身にどんなHSP特性があるかについて考えてみましょう。
業務を進めるときに「得意だと感じること」「苦手だと感じていること」「コミュニケーションや人間関係で苦労していること」「逆に安心できること」「職場環境に違和感を感じること」など、自分の取り扱い説明書を作成してみましょう。

対処方法③:前向きな気持ちになれることを探す

HSP傾向があり、ストレスを感じる刺激が多くても、今の状況を前向きに捉えられれば、バランスを取って働くことが可能です。これまで仕事を続けることができた理由、充実していた瞬間、仕事を継続するメリットについても考えてみましょう。目の前のことに興味や楽しさ、やりがいを見出せると、ネガティブな感情が調整しやすくなります。

「仕事を辞めたい」という気持ちから考えるHSPさんの中長期キャリア戦略

仕事を辞めたいと思ったとき、環境を変えることも大切ですが、転職を繰り返すことで心理的負担もかかります。HSPといっても刺激を感じることや特性は人それぞれですので、仕事を辞めるか決断する前に、働きやすい環境、特性を活かせる仕事について考えてみましょう。
今までストレスを感じたことや辛い出来事は、一人で考えると気持ちが落ち込んだり、堂々巡りになってしまうこともあるので、前に進まない感覚がある場合は、キャリアコーチング等の専門家のサポートを受けることを選択肢に入れても良いかもしれません。

当記事の監修者
当記事の監修者

宗像 祐 (むなかた ゆう)

大学卒業後、不動産営業、IT営業を経験した後に株式会社エス・エム・エスに入社。キャリアアドバイザー、法人営業、マネジメントなど一通りの業務を経験し、その後キャリア女性特化型エージェント、大手医療グループの人事、スタートアップ企業のCOO等を経て株式会社ルメスを設立。10年以上の人材業界経験を通して、約3,000名のキャリア相談や採用に携わる。国家資格キャリアコンサルタント。

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